アメリカ留学記 ~艱難辛苦の米国留学~
-悲しかったり、楽しかったり、いじけたり、頑張ったり-
22 M*A*S*H
9月に入ってからのことです。複数の人にTV番組を見て、英語を勉強するように勧められました。幾つかのcomedy 番組を見た のですが、何が可笑しいのか全く判りませんでした。
その中で、番組が古いためか、storyが何となく判るし、英語字幕#1もついているM*A*S*Hなる番組を夢中になって見るようになりました。M*A*S*HはMobile Army Surgical Hospitalの略です。
朝鮮戦争時、前線近くの野戦病院で繰り広げられるcomedy dramaなのですが、必ず深い意味を含んでいまた。土曜日以外、毎日やっていて、放送時間も夜11時半~12時半と私に都合が良かったのです。
M*A*S*Hは1972年から11年間に渡って、251回TV放送された番組ですが、根強いファンがいて、再放送されていたのでした。最初に放送された時は週に一度の30分番組だったのですが、私は、再放送を週に12話も見ることが出来ました。私がまだ高校生の時に、同名の映画を見に行き、love sceneに興奮したので、印象深く覚えています。
出演者、内容は全く別で、TV番組は映画公開後に作成され、番組に込められているmessageが格段上で、何時も感動して見ることが出来ました。また長期間に渡って放送された番組なので、米国に於ける年間行事、文化、風習がほぼ網羅されているのも魅力でした。
帰国するまでの9ヶ月ほぼ欠かさず見たので、放送された251話のほぼ全部を見たようです。もちろん2度見た作品も沢山あります。M*A*S*Hには立派なHome pageが今でもあり、それを見たり、M*A*S*Hの本を買って、予習、復習をしました。番組の録画もしました。
不思議なことに放送される順番が滅茶滅茶でした。主人公Hawkeye Pierceを演じ、多数の脚本も手がけたAlan AladaはJohn F. Kennedyなどの並み居る偉人達に混じって、伝記videoまで発売されていました。
ところでM*A*S*Hには一時間特別番組や2週に渡る番組が幾回かあったのですが、一晩で2話見ることが出来たので、これらの番組も全て見ることが出来ました。ところが最終回の“Goodbye, Farewell and Amen”は2時間半番組で、77%の高い視聴率をとったとされています。何時も見る再放送は一時間なので、この最終回を見る願いはかないそうにありませんでした。
ところがある日、internetの掲示板で「私は“Goodbye, Farewell and Amen”のレザーディスクを持っている。これを売るつもりは無いが、見たい人がいれば実費でvideoにdubbingしてあげます。」とあります。
早速申し込み、その壮絶な最終回videoと“I hope you enjoy your stay in our country. John Matthews”と言うメールを貰いました。この最終回videoは私の宝物です。次回は、この最終回“Goodbye, Farewell and Amen”の内容を紹介したいと思います。
#1 Barrier freeの国、米国では難聴者向けの英語字幕:Closed captionが義務づけられているようでした。
#2Matthewsさんの発音はM*A*S*Hs(@_@)