Ryuji's room / 放射線科専門医 佐志隆士

症例12 -肩関節MRI予想外所見partⅡ-

30代 男性
右肩関節周囲炎(腱損傷疑い)
一年前より、出現

問診票より

ベンチプレスで負荷をかけすぎた。
半年前のMRIで石灰化あるが、今回の痛みと関係無いと言われる。
前方に挙上した時、痛い。
テニス25年、筋トレ時々

MRI所見

後上方関節唇損傷から生じたガングリオン(paralabral cyst)を認めている。
棘上筋腱停止部関節側に剥離を認めており、同部大結節に陥凹が存在する。
特に外傷(onset)がある症例には何が存在するか判らない。
不十分な撮影、漫然とした読影では所見を見落としてしまう。

診断

後上方関節唇損傷+ガングリオン、棘上筋腱停止部関節側剥離

≪このページのトップへ戻る≫