Ryuji's room / 放射線科専門医 佐志隆士

症例08 -肩関節MRI予想外所見partⅡ-

60代 女性
3ヶ月前より疼痛、挙上制限
SAB 石灰沈着、腱板断裂

問診票より

温めると少し良くなる
夜間痛 寝ていて毛布、布団をかける時
家庭菜園 一生懸命やった
モーター付き自転車で転倒したことがある。

MRI所見

腱板疎部損傷症例である。
この疾患の存在を想定して読影していないと見逃す。
全層断裂が無く、肩甲下滑液包の発達が不良の症例に認める。
MRIでも特徴的な所見を呈する。おそらく見落としが多いと想像する。

診断

拘縮性腱板疎部損傷, 棘上下筋腱 腫脹著明

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