Ryuji's room / 放射線科専門医 佐志隆士

症例02 -肩関節MRI予想外所見partⅡ-

20代男性
右肩の前方、後方の痛み
長頭腱炎、棘下筋腱板炎、SLAP lesion疑い

問診票より

格闘技10年
左肩の脱臼歴(+)
思い当たる原因:腕相撲
何時も痛い、夜間痛(+)、寝返りで痛い

MRI所見

MRIから前方脱臼が示唆された症例。問診票から腕相撲による外傷があることがわかる。
肩関節では、どのような病変が存在するか予想がつかない代表例。
骨片は単純X線写真でもMRIでも描出されないことがある。

診断

骨性Bankart lesion, 骨片, HAGL, 後方関節唇損傷

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