Ryuji's room / 放射線科専門医 佐志隆士

3.サービスを苛める

・・・((≧Д≦)ww  [良いメンテナンス]

MRI装置には無数の部品があり、必ず故障したり、不調になったりする。当然、各社のサービスをよんで修理して貰う。装置が故障するのはその製品の問題があり、サービスに責任があることは稀である。弱い立場のサービスを怒鳴りつける医師や技師がいるが、逆効果である。修理が終了した時点で、故障内容、修理内容を紳士な態度で説明を受けることが望ましい。この際、サービスは理解不能の用語をしばしば使うが、その都度、「判らない」と素直に告白して教えて貰うと良い。出来れば労をねぎらい、お茶を飲みながらでも説明を受けるとさらに良い。以前、出先の病院で、サービスが忘れて行った手書きマニュアルコピーを見つけたことがある。「サービスは此処まで知っているのか」という内容であった。人間関係が出来上がれば教えたくてウズウズしているサービスの人もいる。定期点検のサービスにもスペックがある。画像評価もろくに出来ないくせに、怒鳴りつけるような人間がいる施設のMRI装置は良いメンテナンスを受けることが出来ない。

*サービス:サービス・エンジニア(service engineer)の略、
修理技術者、修理工;故障の修理、装置の保守・点検をしてくれる人。

*定期点検の翌朝、MRI装置が不調になるのはサービスの責任である。(笑)

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