2.早く家に帰りたい
・・・((≧Д≦)ww [ルーチン検査の改善]
病院に初めてMRIが導入された後、歳月とともに撮影画像が悪化して行く施設と、徐々に良くなる施設がある。適任のMRI撮影責任者が固定されている場合は、良好な撮影が行われる。
心ない技師長や放射線科部長により、適任のMRI撮影責任者が無理矢理配置換え(ローテート)されると悲惨なことになる。MRI撮影者が複数人いる場合、良い競争があると高いレベルに技術は収束して行く。別のMRI装置を使ったことがある頑固な撮影者が勝手にシークエンスをいじると大抵悪くなってしまう。医師が弱い立場の撮像技師に、無理難題を要求すると撮影レベルの維持は困難である。
MRI装置メーカーが提案してくれるルーチン撮影方法を改善するのは難しい。画像評価能力が非常に高い(目が良い)技師さんや、挑戦精神のある技師がいると、良い工夫が生まれる可能性はある。ルーチン検査に加えて新しいシークエンスを追加し、S/Nを計測したり、病変描出能を比較検討するのが理想である。
「早く帰りたい・・・」とだけ思っている人は、放射線科医であれ、診療放射線技師であれ駄目である。ルーチン検査は改善されるどころか劣化して行く。